にゃんこ心理士の社会の真理

にゃんこ心理士が社会の真理を綴ります。

カウンセラーってなに?信用できるの?カウンセラーの真実

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 SNSを始めて2ヶ月...色々なカウンセラーがSNS上に溢れています。

 でも、ちゃんとした人って本当に少ないなと感じています(; ・`д・´)あっ、私もか(笑)

 

 どういう定義かと言うことにもよりますが、特に心理カウンセラー系を名乗るアカウントは神経・精神科領域の知識や経験もないんじゃないかなって感じます。

 

 それは、精神科医を名乗っているアカウントの人もです(; ・`д・´)

 これって、本当に先生が発信しているの?って思って読んでます。

 

 ただの娯楽として見ているだけであればいいのですが、少なからずメンタルに問題を抱えている人にも影響を与えてしまうので、嫌だーなって感じてます(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

 

 カウンセラーって、「相談者」と言う意味なので、実は誰が名乗っても問題はないんです。例えば、貴方が友人の悩み事の相談に乗ったら...はい、貴方も今日から、カウンセラーなんですね( ;∀;)

 

 でも、多くの本職と言いますか、心理系のカウンセラーからすると「ふざけるな!」と言う話になります。

 

 ただ、難しい問題ですよね。少なからず、そう言ったカウンセラーアカウントの人に助けて心の負担を和らげて貰った人もいる訳で、「ふざけるな!」は乱暴すぎですね。

(´Д⊂ヽ「ごめんなさい!」

 

 では、何故「エセカウンセラー」がSNS上に蔓延しているのか…。

 何故でしょうか...売上が上がるのでしょうか。それとも自己顕示欲でしょうか。

 

 一番いいのは、人の力になりたいと思う人が多いことなんでしょうが...その割には、失言が多いと言うか、エンタメ的な要素が強いと言うか...(;´・ω・)

 

 ですが、本当の心理士がSNS上に少ない理由は心当たりがあります!

 

 それは、「医療従事者はSNSをする人は少ない、若しくは積極的にSNS上で業務に関わる内容を発信しない」です(/ω\)←自己体験なだけで、エビデンスはありません(泣)

 

 と言う状況が大きく影響していると思います。

 

 私も、医療機関で従事していた時はLINEすらしませんでした。

 

 個人情報の流出や、個人の特定の問題などがその背景にあり、医療・福祉領域ではそう言った部分は遅れていると言うか、敢えて、進化を拒んでます。←最近はそうでもないみたいですが(/ω\)

 

 精神科って怖いんです...。

 私の過去の経験では、薬物依存の患者さんが包丁を持って怒鳴り込んできたり、境界性パーソナリティー障害の方にストーキングをされたり...。

 

 不用意に自分の情報を公開したり、個人を特定されそうな情報を発信するとトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあるわけです。

 

 一般社会でも同じだと思うんですが、精神科の場合特にリスクを考えます。

 

 そのため、私自身はそう言ったことが習慣化され、時代に取り残されてきました。

 (੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾青春を返せー(笑)

 

 医療・福祉分野って今でこそIT化が2歩位は進みましたが、ITリテラシーが低いなと上京して特に感じました。首都と地方の違いもありますが(; ・`д・´)

 

 でも、これは悪いことではありません。患者さんの人権や医療従事者の安全を確保するためには必要な措置であるとも言えます。

 

 ちょっと、自慢話に聞こえてしまうかもしれませんが、

 私、実は...「いくつもの病院経営を立て直してきました」(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

 

 そのなかで、いつもリスクと捉えていたのが「カルテの改竄」です。

 

 ITは利便性は高いですが、カルテの改竄などで真実を埋没させてしまうと言うリスクがあります。

 

 そのため、医局の職員が信用できるまで、絶対に手書きでカルテを書いて貰ってました(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾⇤医局の職員=Drです(笑)  

 

 最初に稼働した精神科でも期待・優遇、特別な配慮をされていました。

 何故って...精神科領域の国家資格ができて間もなかったからです。

 

 えっ、精神科って国家資格のない人達で運営してたの?...はい、そうです(; ・`д・´)

 

 医師や看護師は別なんですが、心理系の職種は国家資格ができるまで時間がかかりました。

 

 医師や看護師に関しても専門知識を身に付けている人は極少数でした。

 

 身体障害や知的障害と違って精神障害の支援体制の整備って遅かったんです。

 

 だから、「精神保健福祉士」「臨床心理士」「公認心理師」と言った資格制度の設立は遅れてしまいました。←一部国家資格ではありませんが、専門性は高いです。

 

 神経・精神科領域の病気の客観的妥当性も資格制度設立の問題の焦点であったとは思いますが...(; ・`д・´)

 

 結果、国家資格として認定するのが遅れてしまった...若しくはしたくなかった訳です。

 

 皆さんも、心理の専門家の資格の設立を調べてもらえば分かりますが、ここ、二十数年での話、世界なんです(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

 

 そして、心理系の本当に信頼できる資格は「精神保健福祉士」「臨床心理士」「公認心理師」なんです。

 

 えっ!なんで?、私は「○○カウンセラー」に相談にのって貰って助かっています。

 

 と言う人もいるかと思います。

 

 否定はしません。しかし、ただの相談者(話しを聞く人)なのです(; ・`д・´)

 

 しかし、プロのカウンセラーは違うのです。

 あっ、間違えました...心理士です(/ω\)

 

 何が違うかというと「倫理綱領により職域の役割や使命が定められている」「長期間の研修・実習により資質を見極められている」「専門的な知識・技術により支援又は治療を実施している」

 

 が、大きな違いです。

 

 私が臨床心理士の勉強をしていた時は、「受容・共感が大切で、自分の意見は述べるな、患者自身に考えさせ、答えを見付けさせろ」 

 

 と言われていました。

 

 「えっ、まじ?」←誰に行ったかは聞かないでください( ;∀;)

 

 申請主義の日本の福祉制度で「患者自身」に...って「あほ?」←口悪い(; ・`д・´)

 

 言い訳として、関西では「あほ」は決して貶し言葉ではありません(汗)

 

 そうなんです、昔は聞くだけが仕事だったのです。

 

 確かに、「聞いて貰う」ことで状況を改善できる方がいることも、事実です。

 

 自分自身で問題を掘り下げていくことで「現実検討能力」や「問題解決能力」を養う助けにはなるかもしれません。

 

 でも、本当の心理士は違うのです。

 

 話しを聞きながら、病気(本質的な原因)を鑑別して阻害要因を取り除く、自身に気付かせる、行動変容を実現させる...これがプロの心理士だと思います。

 

 確かに私自身、至らなかったことも多いです。

 

 未熟だったときは、人を死なせてしまったと言う自責の念に押しつぶされそうでした。それは、今も私の「業」として「贖罪」として背負っています。

 

 だからこそ、正しい知識を広めていきたいと思いますし、カウンセラーや心理士と名乗る人は正しい知識を持って支援者として活動して欲しいと思います。

 

 耳ざわりのいい言葉は誰でも言えるんです。

 

 でも、無責任な耳ざわりのいい言葉を発信している人でも、1人でも助かる人がいるなら必要なのかなとも感じます。

 

 【結論】

 カウンセラーはただの相談者

 誰でも名乗れる名称

 だから、受容と共感、傾聴を主てして行い

 無責任な発言はしない方が良い

 

 どうしても、人を癒す言葉を伝えたい場合は

 【ポエマー】に改名し

 耳ざわりの言い言葉を発信していって下さい。

 

 【心理士は心の理を紐解く職業】

 【そして職業倫理上の責任を背負っていかなければいけません】

 

 私は、もう神経・精神科領域の最前線から身を引いて4年以上経ちます…。

 あー、もうそんなになるんだー(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

 

 その間、沢山の死と、触れ合うたびに思ってきました。

 何がいけなかったか、他の結果はなかったか、支援に間違いはなかったか。

 

 「あの時に、ああしていれば」「この時に、こうしていれば」と今でも、時々思います。

 

 自分の内界を彷徨いながら、当事者理解と問題解決の方法を、今でも探してしまいます。

 

 因みに、私はもう専門職者とは言えないので…「ポエマー」でいきましょうか。
(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾