今日は知能検査の真実についてお伝えできればと思います。
実は結構な検査数で誤判断をしている恐れがあります。
今も学校などで、知能検査はやっているのでしょうか。
私が子どもの頃は、小学校で知能検査をしていました(*^^*)
一時期、全校実施を止めたとか、聞いた様な、ない様な感じです(; ・`д・´)
ざっくりとした伝え方になるのですが、実はこの学校で行う知能検査は正確性で言うと、とても低いものになります。俗にいう「集団式検査」「団体式検査」と言われるものです。
偏差値とさほど変わりはありません。(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾誤解を招いたらごめんなさい。
ただ、暗記学習の部分を除いた能力評価になるので、そう言った面では評価の妥当性は偏差値よりは高いと思います。
あとは、精神科や児童相談所などで実施する「個別式検査」があります。これは受験者と検査官が1対1で対話しながら行う検査で、労力はかかりますが、より正確な結果を得ることができます。
有名なところですと「ウェクスラー式」「田中ビネー式」等が有名でしょうか(*^^*)
本来、知能検査に一番重要な要素は、テストを受けた人間の状態と、環境が全て等しいかと言うことになります。(; ・`д・´)む、無理ですが。
極端な話し、二日酔いで100メートル走を走るのと、普通に走るのでは同じ人間でもタイムが違っても当然の結果です。
競技場と砂漠と言う外的環境が違っても結果が影響されます。
つまり、同じ検査を「家庭環境に恵まれていて体調の良い子」「虐待を受けていて空腹状態な子」「昨日、夜更かししてゲームをしてしまい全然、眠れていない子」等をまとめて検査するわけです。
これらの個々の状況は検査結果に加味されるわけではないので、当然、能力以外の要素で知能検査の結果は変わってきます。
誤差だと考える方もいるかと思いますが、「はい、私もそう思います」(*^^*)
県や市区町村で同時に実施する場合には特に誤差として捉えて問題ないと思います。
確認をとったことはないので定かではないですが、こう言った検査はふるいにかけて著しく結果の低い子と高い子を抽出し、著しく結果の低い子は支援適応の可否を判断して必要に応じて支援を行う、と言う側面も持っていたのかなと思います。
↑著しく高い子は都市伝説に使われてるかも…(/ω\)
しかし、神経・精神科領域での知能検査ではこの誤差が、命取りになります。
では、一般的に認知の高い知的障害(精神発達遅滞)の診断基準を見ていきます
軽度(IQ50-70 )
中度(IQ35-49 )
重度(IQ20-34 )
最重度(IQ20未満)
と言う感じです。
WAIS-4(ウェクスラー成人知能検査)で言えばIQ90-109を平均として分類しており、全体の約49.5%を占めます。
そして、ここで問題なのが、多くの個別式検査を医療機関や児童相談所で受ける要援助児・者は、標準と比べ生活背景から検査結果にマイナスな影響を及ぼす状態にある可能性が極めて高い、と言うことになります。
はい、すみません(/ω\)
ごちゃごちゃになってて、少し分かりにくいですね…。
また、極論になってしまいますが、
例えば、虐待を長年受けてきた子がベストコンディションで検査を受けれる日っていつ?と言うことになります。
ベストではなくても、一般的良識の範囲内で普通の状態でも、です。
この様な、評価って本当に難しくて、正解を出せる人なんていないかもしれません。
先ほどの、長年虐待を受けてきた子のケースでは、虐待をしていた親から緊急一時保護で安全を確保してもPTSDや愛着障害、大人に対する信頼感の欠如、など様々な問題を抱えているケースが多いです。
従って、一時保護時点の知能検査は不当に低い結果となる恐れは高いですし、検査実施者との信頼関係が築けていない場合等も同様に低い結果となる恐れが高いです。
そのため、【知能テストは可能であれば複数回実施することが望ましい】と考えています。そして、複数回実施した最高点(時に誤差を控除します)をテスト実施者の知能指数と判断しますが、本人の心身の状況によっては暫定とします。
↑故意に低い点は取れても高い点は取れないという前提に基づいてです(; ・`д・´)
短期間に複数回の検査を実施した場合は学習効果の結果で検査結果が高くなったのではないかと言う配慮も必要です。
しかし、知能検査は費用がかさむことや時間も掛かることではあるため、複数回実施しないケースも散見されます(´Д⊂ヽ
昔は、一回測定して終わりと言うことも、ままありました。
正確な測定ができていないと考えられる場合は、例えば、「うつ病」であれば病状における精神的活動性の低下、運動障害、緊張の高まりなどから動作性IQの低下を加味して成育歴や背景情報と照合し、差の根拠を検討したりしておりました。
こう言った部分になってくると、もう推測の域になってきます。
推測に頼った、知能検査の結果が、カルテに記載されると、診療情報提供書や障害年金申請、自立支援給付などに当然のごとくIQ○○と記載されます。
私が働いていたときも知能検査はあまり、積極的には行っていませんでした。
個人的にはやりたかったんですが、検査の時間がなかなか作れませんでした。
結局、何がいいたいかと言うと、知能検査の結果は本当に正しいですか、と言うことです。
では、知能検査の結果が間違っていることがいけないことなのか(; ・`д・´)
という話になります。
この辺は、ちょっとセンシティブな話しになっていくので、誤解を招いてしまったら申し訳ありません(/ω\)
一方で、IQから確定診断される病名(精神遅滞や広汎性発達障害など)の重症度によっては障害年金の受給に大きく影響を与えてしまうので、その辺りのことは考慮せずに話しを進めていきます。
本来のIQより低い結果が出てしまった場合、教育課程やリワークプログラムなどで過小評価されてしまい、本人の活躍の場が制限されてしまう恐れがあると言うことに繋がっていきます。
何故かと言うと、要支援者になると医療機関など支援を実施する包括的な機関に情報が共有されます。
医療機関以外で言えば、児童相談所であったり、学校であったり、障害者施設であったり、様々な機関に適切な支援を行うために情報を共有します。
そして、この生活歴や病歴は原則、付け足していくことが多いのです。
例えば、IQ80の子どもが、イジメに遭い「うつ病」を発症。
↑原則、神経・精神科医療での「うつ病」は「大うつ病」を指します。
精神運動性の制止が著名で会話の減少、思考過程の遅延や緩慢な動作が認められる。状態で知能検査を実施したとします。
当然、病状によりIQ20とか40とかで検査結果が出てしまいます。
あとは、病状を加味して、IQ60とかIQ70とかで最終的な知能検査のスコアを確定させます。
この際なんですが、加味の部分の根拠が実際はほとんど推測での妥当性であること。
あとは支援者にありがちなんですが、どうしてもIQ70以下で出しがちになってしまうこと等があります。
特に生活保護係が絡んでくるケースと気持ちの強い支援者が関わるケースです。
生活保護係の場合は、生活保護の要件には「あらゆるものの活用」と言うのがあります。そのため、障害年金の申請のお願いをされるケースがあります。
手心を加えることを強く求められることはないですが「何とかならないですかねー」位のレベルでは聞いてきます。
普段、連携をしている機関だと安易に手心を加えてしまう人も出てくると思います。
↑私は何回かありました(/ω\)内緒ですよ(笑)
あとは、要援助者を何とかしたいと言う、思いが強い支援者が療育手帳や障害年金受給のために手心を加えてしまうケースです。
↑手心はテクニックとも言えますでしょうか?(/ω\)
障害年金の申請などは客観的妥当性のある評価軸がない神経・精神科領域では捉え方や考え方、表現方法で結果が大きく左右されるのです。
すいません。話の脱線事故が多いですね…私(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
例えば、こんな感じで知的障害(精神発達遅滞)とされてしまうケースもあります。
そして、このIQ70と言うのは以降に関わる支援者に要援助者が知的障害という先入観と固定観念に基づいた支援のレールに乗ってしまうと言うことになります。
誰も責めてません、責めてません、責めてませんがー(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
保育園でも一時期、過敏に先生たちが「広汎性発達障害」を疑い親に伝える。
そして、特に問題のない子まで「健全な育成」が阻害される要因になっているかもしれないのです(; ・`д・´)
↑不安にさせないでー(´Д⊂ヽ
つまり、「知的障害」や「IQ70」も、その要援助者自身の成育歴・病歴に付きまといことで、支援者側から可能性を狭められた支援を提供される恐れがあるのです(´Д⊂ヽ
本当は大きな問題はなくても(; ・`д・´)
まぁ、でも賛否両論、色々な考え方があるので否定はしませんが…肯定もしません。
そして、これって個人の人格の形成にも大きく影響を及ぼしてしまいます(´Д⊂ヽ
知能検査の真実として当事者の正しい評価(難しいですが)と適切な教育と支援、そして当事者の開かれた活躍の場を提供できる仕組みができると良いですね(*^^*)
んー、最後に「知的障害」って表現方法、なんとかならないかなー(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾